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【STAGE5】SAHARA RACE in Namibia ~ナミブ砂漠マラソン~(2016/05/05)

      2016/05/31

この記事の所要時間: 645

ツイニキタ。

遂にロングステージ。

いつも通り8時にスタートをし、明日の午前中11時までが関門の77kmのロングステージ。

トイレへ行き、


ゆっくり飯を食い、またトイレに行き、戻ると、スタートしてしまった。

水も汲んでなく、慌てて入れて、自分の記録を図っているチップにも、スタートを切れておらず、スタッフに慌ててチップリーダーを通してもらって、あわあわした状態でスタートした。

ここはいつもと変わらず、マイペースでスロースターターな自分にとっては何も相変わらず、絶好調だった。


CP1。


両膝の痛みが出ても困るので、ただひたすらに歩いていたのだが、歩くスピードだと次の足を出すまでに、地面についている足が砂で埋まる。

どこを歩いても、うざったい砂地獄の上だった。


ロングステージに相応しいほどのナミブ砂漠感を要約嚙みしめ始めたは良いが、疲労困憊で超素晴らしいとは思えない。


砂が絡みついてくる度合いが今までとは違って、心の中では放送禁止用語が止まらない。


「この写真を見てナミブ砂漠行きたい!」って思った方は、是非来年の「SAHARA RACE 2017 in NAMIBIA」に参加してみて下さい。

走るのが嫌いな方や辛いことに耐えられない方にはオススメしませんが、ナミブ砂漠を感じたい!って切実に思った方は砂漠ツアーじゃ感じられない体験がこの大会では出来ると思います。


転げ落ちたら、気持ちいほどの傾斜がすぐ隣にあって、ここの砂丘でサンドボード出来たら最高なんだろうな。


CP2。


前にいるのが、僕の膝にテーピングを巻いてくれたタケさん。鍼灸接骨院の院長だから凄く心強いのですが、何せこのナミブ砂漠のマラソンが人生初マラソン。

膝が痛くて、ロキソニン飲んで、トレッキングポールは欠かせません。とは言え一番のダメージはタケさんの場合胃腸にきていて、持っている食事が喉を通らなかった事。

胃腸が強いってことも体力の一つに入るんです。


サラサラしていてキレイ…って…


キツイッッ!!



これほどの景色が見られるとは思っても居なかったので、この時は一気に疲れが引き飛んだような…一瞬そんな気がした…


デジカメでは表現しきれないほどのスケールのでかさ。



こちらが僕の写真を撮って下さったニイドメさん。もう砂漠10回くらい走っておられるらしい…。デザートマラソン中毒ですか…。




CP3。この砂丘地獄長すぎ…。


5階か6階くらいの高さにある砂丘から一気に下り。

チェックポイントで靴の中の砂を取り、

すぐさま次のCPを目指す。

CP3とその後ろにある砂丘を比べたらどれだけ高い所から下ったかが分かるでしょう。

お股ヒューってなるあの絶叫系の感覚分かりますか?あのヒューが気持ちええんです。


砂丘一気下り癖になりそう。

コース上のあちらこちらに急な砂丘が現れる。

平坦な道地獄。



どこまで行っても登り下り地獄。

別府の地獄めぐりなんて、嘘だ。

温泉天国めぐりの間違えでねーか。

CP3を出た辺りから天候が一気に怪しくなり、風も冷たくなり始めていた。


CP4。

ここでお湯を頂いてようやくランチタイム。

ちなみにこのチェックポイントでは、仮眠所もあった。

飯を食ってすぐに出ることにはしたけど、実はこの時CP3の後から途中で一緒になった中国人の女性の方と一緒だった。

彼女曰く僕は彼女のラッキーボーイなんだと。


彼女はスカーフを途中で落としたらしく、凹んでいたらしいのだが、その彼女が大事にしていたスカーフを僕がコースの途中で拾いバックパックに括り付けておいたのだ。

そして僕が彼女をCP3~CP4間で追い抜く時に、彼女に呼び止められ「あなたは私の大事なスカーフを拾ってくれたのね。あなたは私のラッキーボーイだわ。暗くなる前にゴールまで一緒に目指しましょう。」

という一方的な提を受けてしまった。

マイペースな僕としては、自分のペースで進みたかったのだが…。


まあ良しとしよう。

アンラッキーボーイは頑張りまっせ笑。

おそらく二まわりほど年が年齢が離れている女性なのだが、スカーフを取り戻してからの彼女の変わりようは物凄かった。

本当に少女のようで純粋で可愛らしくも感じた。

中国人っていうとどうしても偏見を持ってしまうけど、実際は同じ人間で、特にこんな変態レースに出ているようなバイタリティに溢れる人たちは本当に人間らしさを持っていて、ありがとうと言う時は、飛びついてハグをしてきた。

さっきのアンラッキーボーイは冗談ですよもちろん笑。


CP4からはひたすら海岸線続き。

レインウェアを着て冷たい風から身を守ることにした。

CP4を出て少ししてからは、ナカタさんという日本人の方も合流して進むことになった。


ナカタさんは、砂に足を取られて、誰よりも遅くみんなに抜かされていくなんて事を話していたんだけれども、爪先で蹴らずに脚を上げて下ろす上げて下ろすの繰り返しで爪先で蹴ってはいけないという事を伝えるとすぐに進むのが早くなった。

そう。アスファルトに慣れている現代人の足の進め方だと体力消耗が激しい。フォアフット?あの走り方が砂の上では適してる。

自分は自然と出来ていたから気が付かなかったけれど、砂の上での走り方も重要なんだなとその時初めて思った。

CP5。だいぶ暗くなってきた。

これからはこの蛍光ライトを辿っていくことになる。


CP5からは真っ暗になって、より一層アップダウンの激しいコースに変わった。

みんな手をつかないと上へ登れない。

CP6。真っ暗すぎて、もうほとんど写真を撮れていない。

ひたすら早歩きで歩き続けて、ようやく光った!ゴールだ!と思ったけど、見回りのスタッフの車だった。

この時ばかりは心の中の放送禁止用語が表へ出て、炸裂した…笑。

37、42、42、42、77とロングステージを迎えて、疲れがたまっていたせいもあってか、気が短くなっていたのだろうか。

ジャガーの足跡がそこらじゅうにあったがもう気にしていられなかった。

CP5の途中からは早くゴールに辿り着きたくて単独行動になっていたし、人目を気にせず暴言を吐きまくった。


ようやく蛍光もスティックがついた旗が見え始めた。

ゴール手前にある旗が見え始めた。


スタッフがゴールで迎えてくれた。

長過ぎた。

キツすぎた。

ヘロヘロになっていた。

そのまますぐにテントへ向かって、テントの入口で靴紐をほどいて、テント内に入ろうとすると、同じテントメイトのレバノンの女性選手が現れ、良くやったわとハグしてくれた。

日本人だからハグをする文化なんてないから慣れていないけど、この時は自然とカラダが動いた。

この時感じたのは、カラダもココロも癒されていく感覚。

スーッとじわじわと疲れが抜けていくような、そんな感覚になった。

「Are you OK??How can I help you??」

ってレバノンの女性(しかも女性2位の超速い選手)に言われて、とりあえず大丈夫ありがとうって伝えたけど、もう本当に気持ちだけで十分だったし、凄く嬉しかったし、情けなくもなった。

何かを貰ってばかりで、自分からは何も与えることが出来ていないと思ったら、情けなくて涙が止まらなくなった。

少し落ち着いてから、涙も鼻水も拭いて、カラダも綺麗にして、テント着に着替えて、腹ごしらえを済ませることにした。

腹ごしらえをする時は帰ってきている日本人メンバーと一緒に過ごし、キャンプファイヤーを囲みながら、色んな話をした。

このキャンプファイヤーの周りで話すのが凄く大好きだったが、あっという間に残りあと1ステージとなってしまった。

明日の1日は丸々オフ。

そして明後日10kmでラスト。

もうゴールはすぐそこ。

最後まで楽しもう。

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Comment

  1. okagu より:

    壮大な大砂漠と地平線…
    そこに感動している余裕がないほど、
    地球と真剣勝負してるのが伝わりました。
    砂漠らしい砂漠の長い長いラン…
    足元のALTRAのシューズ、よく持ちましたね!

    「キツイッッ!!」の顔…最高!

    景色としては、“緑”が多い感じ。とても美しい砂漠ですね。
    いい笑顔も見れて良かった!

    砂漠の一気下りは今回のクラスマックスだったのかな?
    ヒューって絶叫できてよかったですね(笑)
    ラッキーボーイにもなれたし…ね。

    苦しかったけれど、お天気で何より。
    STAGE5(ロングステージ)の完走おめでとう!

    • Hidefumi-Ikebe より:

      ロングのステージ5はかなりしんどかったです。奥多摩エコジャーニー99kmを走った時並みにキツかったです。これ以上のロングがあるレースもあると考えるとまだまだヘコタレてなんていられません!

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